旧暦の10月、普通は神無月ですが島根のみ神在月(かみありづき)になります。
そんな日本屈指のパワースポット、
縁結びの神様で有名な出雲大社にせっかくお参りするなら
正しい参拝方法でご利益を最大に授かりたいですよね。
そこで気になるのが出雲大社の参拝ルートをどうするかです!
実は出雲大社の参拝ルート1つではないんです。
毎年欠かさず出雲大社に足を運ぶ神社マニアの友人がいるので、
出雲大社の参拝コースを伝授してもらい私も実際に参拝してきました。
正式の参拝ルートと言われる基本の定番参拝コース、大鳥居から回るコースと
砂を持ってお参りする上級者向けのコースの3ルートすべてを伝授してもらったので、シェアしておきます^^
それぞれの参拝の所要時間目安も書いているので参考にして下さいね。
出雲大社の参拝コースは3ルート
今回、出雲大社に行くことになって
わたしがまず気になったのが参拝コースです。
というのも出雲大社に御本殿以外に
たくさんお社がありますからね。
せっかく行くのだからもれなくきちんと
お参りしてまわりたいじゃないですか!
出雲大社の参拝ルートは大きく分けて以下の3ルートです。
2、宇迦橋の大鳥居からスタートするしあわせ(四合わせ)コース【中級】
3、出雲大社参拝前に砂をゲット!稲佐の浜からまわるコース【上級】
1つ目、定番の正式ルートと言われているのが
出雲大社の参道の入り口に立つ二の門、
聖溜の大鳥居から参拝し始めるコースです。
2つ目は、超巨大な出雲大社の大鳥居からスタートし
全部で4つの鳥居をくぐって参拝するコース。
3つ目は八百万の神々と同じルートで参拝する
稲佐の浜をスタート地点にする上級コースです。
私はもちろん3の上級者コースを回りましたよ^^
それではここから下では
参拝のコースについて参拝ルートの地図を用いて
詳しく解説していきますね。
出雲大社参拝の正式ルート 定番基本コース
出雲大社の参拝コースで正式ルートとなっているのが
参道入り口にある二の門をスタート地点にする回り方です。
所要時間は約1時間ちょっと。
サクサク回れば小一時間でまわれます。
※神在月や年末年始の混雑時は除きます
ご本殿までの距離も600メートルと比較的近いので
初めて行く初心者さんに特におすすめのコースです。
二の門は勢溜の大鳥居(せいだまりのおおとりい)と言います。
皆さんココで写真を撮られているのですぐに分かりますよ。
では、参拝順路について。
【出雲大社の正式参拝コース】
①勢溜の大鳥居
↓
②祓社
↓
③
↓
④中の鳥居
↓
⑤手水舎
↓
⑥銅鳥居
↓
⑦拝殿
↓
⑧八足門・御本殿
↓
⑨東十九社
↓
⑩釜社
↓
⑪素鵞社
↓
⑫御神座正面拝礼所
↓
⑬氏社
↓
⑭御守所
↓
⑮神楽殿
名前だけじゃどこなのかわからないですよね。
なので、現地の見取り図に番号を付けてみました。
ルートの説明をしておきますね^^
まず参道正面の
①勢溜の大鳥居(二の鳥居)からスタート。
鳥居をくぐる前は一礼をし、
神様が通られる真ん中をよけて鳥居をくぐりましょう。
②次に参道少し入った下り坂の途中、右手にあります
小さめなほこらの祓社にお参りするのがセオリー。
小さくて見逃しがちなのでご注意くださいね。
※出雲大社の参拝作法は二礼四拍手一礼です。
③松林の中にある中の鳥居(三の鳥居)
をくぐったら
出雲大社の由来や歴史を表す
ムスビの御神象・慈愛の御神象をせっかくなので見ておきましょう。
④手水舎により、手を洗い口をすすいで身を清めます。
⑤銅の鳥居(四の鳥居)を一礼してくぐり
左手にある「牛馬者」の銅像に触れご利益を頂きます。
⑥大きなしめ縄のある正面の拝殿にお参り。
⑦そしたらご本殿前の八足門に参拝します。
次に西側に回って御神座正面拝礼所という小さな祠から
⑧大国主大神にお参りをします。
そのまま反時計回りに本殿の裏を回るように歩いて
⑨東十九社⇒⑩釜社⇒⑪素鵞社⇒⑫氏社
とすべての社に参拝します。
本殿の裏を一回りする形になり
すべての社に参って出てくると
また八足門の前に出てきますよ^^
そしたらお守り所があるのでおみくじを引いたり
お守りを買ったりしてから
さいごに⑭神楽殿を参拝し終了です。
御朱印所が八足門の向かいにあるので
御朱印を頂いて帰りたい場合はこちらにどうぞ。
ここでは長くなるのでざっくり解説しました。
正式参拝ルートを、実際にいたときの写真を使って
もっと詳しく解説しています。
お参りする所のほかにも
見ておいてほしいポイントも一緒に解説しているので
参拝の際の参考にしてくださいね^^
出雲大社 宇迦橋の大鳥居からスタートのコース
※このコースの所要時間は約1時間半です。
出雲大社にはじつは鳥居が全部で4つあります。
この4つの鳥居のすべてをくぐって参拝をすると
四つ鳥居を合わせると言うことで
「四合わせ=しあわせ」になれると言われています。
さっきうえで紹介した参拝コースは
二の鳥居からのスタートなので鳥居は全部で3つ。
正式コースに一の鳥居を加えて参るのが
この四合わせコースです。
ぜひしあわせを頂きたいので
もちろん私もこのコースで参拝しました^^
1の鳥居は、参道正面の勢溜の大鳥居から
降りかえって南を見ると、下り坂のずっと先に
石の大きな鳥居が見えるそれです。
パッと見、かなり遠くにあるように見えます。
が、近づくとこんなにもでかい(笑)
一の鳥居は参道の入り口正面にある
ほとんどの人がここから参り始める勢溜の鳥居から
500メートルほど南に離れたところにあります。
1の鳥居からの参拝は、当然 歩く距離は増えます。
しかし石畳の傾斜のゆるやかな道のりなので
歩くのもきつくなかったです。
鳥居のたもとにはこんなに小さな可愛い大黒様が♪
一の鳥居をくぐったあとは
参道入り口まではたくさんお店が並ぶ
神門通りという道を通ります。
通りには出雲蕎麦のお店やぜんざい専門店、
お土産屋さんなどが軒を連ねています。
参拝した後、どのお店に寄ろうかとか考えながら歩いていたら
二の鳥居まで案外あっという間に着いてしまいました。
一人で歩いたんですが、楽しかったですよ^^
出雲大社の4つの鳥居をすべてくぐる
この「しあわせ」コースは、
より多くのご利益を授かりたいという
私のような欲張りな人(笑) と、
たくさん歩くのOKっていう方に向いていると思います。
歩きやすい靴で、ぜひチャレンジされてみたくださいね^^
出雲大社参拝 砂を持って行くコース
この砂を持って行くコースというのは
出雲大社から1.5キロほど離れた場所にある
「稲佐の浜」という浜からお砂をすくって
出雲大社へとお参りする順路のことです。
ご利益のある砂がいただけるということで
知る人ぞ知るお参りコースでもあります。
神在月、いわゆる旧暦の10月に
八百万の神々が全国各地から出雲大社に集結される
というお話はご存知ですよね。
八百万の神々が出雲にお越しになられるときに
通ってこられるという浜があるんです。
それが「稲佐の浜」と呼ばれる場所。
稲佐の浜には、弁天島と呼ばれる
でっかい岩のような島が砂浜にでーんとあって
こんな風に弁天島のてっぺんには鳥居とお社があります。
神様しか立ち寄れそうにないこの感じ
実際に見ると感動します。
稲佐の浜は夏に海水浴もできる
砂浜のきれいな海岸なんですが
ここは神話の「国譲り、国引き」に出てきます。
全国の神様を迎え入れる浜ということで
出雲のパワースポットとしても有名です^^
このお社には「とよたまひこのみこと」
という神様が祭られています。
神在月に全国の八百万の神様たちが
通ってこられる道をそのままたどり
出雲大社にお参りしようというのがこの参拝コース。
まず出雲大社参拝前に稲佐の浜にいって
弁天島に手を合わせお参りします。
そして砂浜の砂を少しすくって袋など入れて持ち出します。
そして砂を持ち、次に出雲大社へと参拝。
あとは上で紹介した正式ルートで参拝します。
出雲大社の砂を頂く参拝方法についてもっと詳しい回り方はこちら
稲佐の浜で頂いた砂はどうするかというと
出雲大社のご本殿の真後ろに祀られている
素鵞社(そがのやしろ)にお参りをし納めます。
素鵞社(そがのやしろ)には大国主大神の親神様、
つまりお父様が祀られています。
ヤマタノオロチを退治したことで有名な
素戔嗚尊(すさのおのみこと)が御父上なんです。
社に手を合わせ拝んだ後、
素鵞社の裏手に回って
社の縁の下にある木箱に
稲佐の浜から持ってきた砂を入れます。
そして木箱に元から入っている
お砂を頂いて持ち帰ります。
持ち帰った御砂は、家の庭にまいてお清めに使ったり
お守りにしたりできます。
残りのお社も回って、
最後に神楽殿にお参りしたらコンプリートです。
このコースは車で移動して実際に回ったら
約1時間半ちょっとかかります。
わたしは稲佐の浜には車で行き
そのあと一の鳥居から歩いてまわったので
全部でまる2時間かかりましたよ。
稲佐の浜から出雲大社までは2キロないので
すべてを歩いて参拝することも可能です。
時間の余裕と足に自信のある場合はぜひ
徒歩での参拝にも挑戦してみられてください^^
出雲大社の参拝コース!正式・大鳥居・砂の3ルートを地図付きで解説!のまとめ
はい、出雲大社の参拝コースを3パターン
全ての解説が終了しました。
どのコースで参拝するか決まりましたか?
じつはよくばってコースを複数説明したので、
読みやすいように細かいところは少し省いています。
実際にはもっとたくさん見どころや
立ち寄るべきスポットなんかもあったので
それは別記事にて詳しく書きました。
参拝する時の参考にぜひ読んでくださいね~^^
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