ETCカードの管理方法について、安全かつ効果的なアドバイスをお伝えします。
ETCカードを車内にそのまま放置するのはリスクが伴います。
セキュリティ面から考慮すると、カードは使用後は必ず取り出すことを推奨します。
今回は、ETCカードを取り出すべき理由と、適切な管理方法について詳しく説明します。
なぜETCカードを車内に放置しない方が良いのか
ETCカードを常時挿入しておくことのリスクには、主に以下のようなものがあります。
高温によるダメージ
ETCカードは高温に弱く、車内の温度が上昇するとカードの電子部品が故障する恐れがあります。
夏の日差しの下で車内温度が上昇すると、特にリスクが高まります。
盗難の可能性
車内にカードを挿したままにしておくと、窃盗の対象になることがあります。
万が一盗まれた場合、高額な通行料が不正利用される可能性があります。
保険の適用範囲外
ETCカードが盗まれて不正利用された場合、一部の保険ではカバーされないことがあります。
不適切な管理が原因での盗難では、保険の適用が受けられないケースもあります。
安全な管理のための対策
ETCカードは使用しない時は必ず取り外し、適切な場所に保管してください。
車を離れる際は、カードを持ち歩くか、安全な場所に置いてください。
さらに、カードが外から見えないようにすることで、盗難リスクを減らすことができます。
正確な管理を心がけ、ETCカードを安全に保つことが重要です。
ETCカードが損傷または盗まれた場合の適切な対処法
ETCカードの安全な使用には注意が必要です。
ここからはカードが損傷を受けたり盗難に遭ったりした際の対処方法について説明します。
損傷したETCカードの取り扱い
ETCカードが車載器で長期間使われたことにより損傷することがあります。
これには高温やICチップの故障が原因でカードが読み取れなくなる場合が含まれます。
カードに明らかな形状の変形が見られる場合、使用を停止し、発行元に連絡してカードの再発行を依頼することが必要です。
再発行には通常手数料が発生するため、詳細は発行元のウェブサイトで確認してください。
盗難に遭ったETCカードの対応
ETCカードが盗難に遭った場合は、すぐに警察に届け出ることが重要です。
その後、カードが盗まれたことを発行元に報告し、カードの使用を停止してもらう必要があります。
カードが車両保険の適用範囲内である場合、保険会社にも連絡を取るべきです。
特にクレジット機能が組み込まれているETCカードの場合は、不正利用のリスクが高まるため、迅速な対応が求められます。
これにより、ETCカードに関連する問題を迅速に解決し、損害を最小化することが可能です。
ETCカードの取り扱い手順
ETCカードの利用にあたっては以下のステップを踏んでください。
①最初に、自動車のエンジンを起動し、ETC車載器をオンにします。
②次に、ETCカードが正しい方向に向いていることを確認し（ICチップが前面に来るように）、矢印の方向に沿ってカードを挿入します。
③カードが車載器に認識されると、インジケーターライトが点灯または点滅します。
このライトの状態を確認してください。
ETCカードのエラーと対処方法
ETCカードが正しく認識されなかった場合、車載器はエラーコードを表示することがあります。
代表的なエラーコードとその対応策は以下の通りです：
エラーコード 01:
カードが正しく挿入されていない可能性があります。
挿入の向きを確認し、もう一度挿入してみてください。
エラーコード 02:
カードの読み取りに失敗しています。
ICチップ部分を清掃してから、再度挿入してください。
エラーコード 03:
カードが破損しているか、適切なカードではありません。
カードの状態を検証し、再発行が必要な場合は手続きを行ってください。
エラーコード 04:
車載器自体に問題があると考えられます。
販売店やメーカーに問い合わせてください。
エラーコード 05〜07, 11, 80〜89:
これらのエラーコードの詳細と対処法は、車載器の取扱説明書を参照するか、専門のサポートサービスに連絡してください。
ETCカードの適切な管理方法：なぜ毎回取り外すべきか
運転を終えたり、車を離れる際にはETCカードを車載器から取り出すことが推奨されます。
カードの取り出しは、イジェクトボタンを押して行い、直射日光や高温から遠ざける場所に保管してください。
カードが取り出せない場合は、カードが変形しているか損傷している可能性があります。
このような状況が発生したら、すぐに使用を中止し、カードを購入した店舗に連絡することをお勧めします。