DIYで砂壁や土壁をリフォームしようと考えた時、100円ショップやニトリにあるリメイクシートや壁紙が使えるか気になりますよね？
砂壁や土壁は表面がざらざらしていて湿気も吸収するため、通常の材料ではなかなかうまく貼れずにすぐ剥がれてしまうことがあります。
さらに、時間が経つとヒビが入ったり、壁の破片が落ちてくることもあり、見た目や清掃にも影響します。
そうした問題を解決し、簡単に自分でDIYリフォームできるかどうかを見てみるために、100円ショップやニトリで適した壁紙があるか調べてみました。
ここでは、100円ショップやニトリで手に入る質とデザインに優れた壁紙を紹介し、DIYする際のポイントや注意すべきことをご説明します。
100円ショップで手に入る砂壁・土壁向けの壁紙：種類と選び方
100円ショップであるダイソーやセリアを訪れると、様々なリメイクシートが見つかります。
これらは手軽に壁に貼れるクッションシートなど、さまざまなタイプがありますが、中にはリメイクシートよりも価格が高かったりサイズが小さかったりするものもありますので、購入する際は予算に応じた選択が必要です。
種類が豊富で選択肢は多いのですが、重要なのはその粘着力です。
砂壁や土壁にしっかりと固定できるかが、問題の核心になります。
リメイクシートは本来、小さな家具やインテリアを美しく見せるために作られているため、広範囲の壁面に使うことは推奨されていません。
しかし、DIY愛好家の中には壁紙として上手く利用している人もいます。
ただし、砂壁や土壁に直接貼る場合、表面の粗さや材質のせいで粘着力が落ちやすく、すぐに剥がれてしまう可能性があります。
100円ショップのリメイクシートは基本的にこのような壁面用ではないため、適切な下地処理をしないと持続性が得られません。
理想的なリフォームを目指す方へ、後ほど適切な下地処理方法やDIYの際のポイントを詳しくご紹介しますので、参考にしてみてください。
ニトリで見つかる砂壁や土壁向けの壁紙について
ニトリでは、改装向けに多種多様な「ウォールステッカー」、「デコレーションシート」、「自己粘着壁紙」などが取り揃えられています。
これらは100円ショップの商品と比較すると、より多くの選択肢と大きなサイズで提供されていますが、砂壁や土壁への直接適用は可能な製品を見つけることができませんでした。
ニトリのウェブサイト上では、以下のような表面には貼ることができないと明記されています：
繊維が入った壁紙、つや消し塗装された面、ラミネートされた面、天井用の装飾ボード、しっくい壁、土壁、砂壁、浴室や屋外、防水加工や汚れ防止加工が施された壁紙、剥がれかけの壁紙、高温になる場所の壁面です。
これらには砂壁や土壁も含まれます。
ただし、すべての商品にこれらの警告があるわけではないため、特定の商品が砂壁や土壁に適用可能かどうかは、購入前に直接問い合わせることを推奨します。
また、ニトリでは下地処理後に簡単に使用できる自己粘着壁紙も多数扱っており、「貼ってはがせるシール壁紙(プレーン)」、「貼ってはがせるシール壁紙(ウッド)」、「インテリアシート 大理石(2枚入り)」などが例として挙げられます。
これらの商品は、それぞれ独自のデザインと手触りを持ち、価格帯やサイズが異なります。
ニトリだけでなく、防水機能を備えた壁紙や、様々なデザインの国産壁紙、コンクリート風のリメイクシートなど、幅広い価格帯で他の店舗でも多くの選択肢があります。
そのため、どんな部屋の雰囲気にも合わせやすい壁紙を見つけることができるでしょう。
商品の詳細や価格は変更されることがあるため、購入時には最新情報を各商品ページで確認することが重要です。
砂壁及び土壁への壁紙・リメイクシート貼付のテクニックと留意点
砂壁や土壁に壁紙やリメイクシートを貼る際のコツと注意点について解説します。
まず、リメイクシートは元々壁紙用として作られていないため、特に砂壁や土壁に適したものを見つけるのは一般的な100円ショップや家具店では難しいことを理解してください。
DIYやリフォームでリメイクシートを使う場合、成功するためには事前の準備が非常に重要です。
美しい仕上がりを得るためには、適切な下地作りが欠かせません。
下地作りは面倒に思えるかもしれませんが、以前私が壁紙を張り替えた際には、特に壁専用のマスキングテープを使用し、下地作りに細心の注意を払います。
その結果、数年が経過しても壁紙は剥がれることなく、美しい状態を保っています。
砂壁にリメイクシートや壁紙を貼る際には、壁の凹凸を平らにする作業が必要になります。
この作業には手間とコストがかかりますが、専門業者に依頼するよりもコストパフォーマンスは高いです。
下地作りに必要な材料は、ローラーブラシ、ペイントブラシ、大容量のバケツ、保護シート（マスキングテープでも可）、塗料用の下地です。これらは100円ショップやDIYショップ、オンラインストアで手に入ります。
作業時には塗料の臭いに注意し、十分な換気を行ってください。適切な下地作りをすることで、耐久性が高く美しい仕上がりを実現できます。
下地が完成したら、壁紙やリメイクシートの貼り付けに進みます。
壁紙を貼る際は、壁紙が周囲に少し余るようにして貼り、気泡が入らないように注意しながら作業を進めてください。
気泡が入ってしまった場合は、穴を開けて空気を抜くのではなく、スクレーパーでなでて空気を出すなどして、適切に対処してください。
100円ショップとニトリで買える砂壁・土壁用の壁紙：選び方と貼り方のコツまとめ
和室の砂壁や土壁が醸し出す伝統的な雰囲気は魅力的ですが、時間が経過するにつれて、その美しさを保つためのメンテナンスが必須となります。
これは、色の変化、カビの発生、または壁の表面が剥がれ落ちることを意味します。
特に、子供がいる家庭では、壁への衝突が日常的に発生し、結果として砂がまき散らされるため、清掃作業はさらに大変なものになります。
このため、100円ショップやニトリ、さらには楽天で購入可能な、砂壁や土壁に適した壁紙の選定、適切な貼り付け方法、そして注意すべき点についてこの記事で紹介しました。
100円ショップで販売されているリメイクシートの多様性には驚かされますが、これらは元々壁紙用として設計されたものではないため、本格的な壁紙と比較すると耐久性や品質が劣る可能性があります。
それでも、これらのリメイクシートを用いても、効果的な改装やDIYプロジェクトを実施することができます。
自分の好みに合ったリメイクシートを見つけ、砂壁や土壁の改装に挑戦してみてください。