湯あたりしやすい人ってどんな人?なりやすい人がとるべき対策もシェア

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温泉に長時間入ると頭痛やめまい、寒気などの症状が起きてしまった経験はありませんか?

よく言う湯あたりってやつですね。

なんか、湯あたりって厳密にいうと
湯疲れとかのぼせとは定義が違うみたいなんですけど
最近は総称でひっくるめて湯あたりってことになってます。

湯あたりってなりやすい人がいるんです。
そして実は、湯あたりになりやすい温泉というのがある
のを知っていましたか?

今回はよく「湯あたり」してしまうというあなたのために、
湯あたりしやすい人の特徴と湯あたりになりやすい温泉について
それからつらい湯あたりにならないための今すぐできる対策まで

風呂好きだけどのぼせやすい当ブログ管理人の私が
全力でご紹介しますね^^

湯あたりしやすい人ってどんな人?

そもそも湯あたりとは何なのかですが・・・
簡単に言うと、温泉に入ったときに起こる特有の症状です。

厳密にいえば、その温泉成分によって起こる頭痛やめまい、発熱、嘔吐などの体調不良のことを「湯あたり」と言います。

長時間の入浴や熱いお湯に入ったときの顔がほてったり、頭がくらくらしたりするのは「のぼせ」。

また、普段お湯に浸かる習慣のない人がつい長湯して疲れてしまう「湯疲れ」とは異なります。

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のぼせや湯疲れは入浴してすぐ、または1~2日で症状が現れますが、湯あたりは2~3日後から1週間の間に症状が出るところにも違いがあります。

超細かく分けると定義が違うんですが、
最近は湯疲れものぼせも全部ひっくるめてざっくりな感じで
「湯あたり」と言われる傾向にあります。

細かく言い出すときりがないし、そういう細かいのは私は苦手なので
そろそろ湯あたりしやすい人の特徴についての話に移りたいと思います。

湯あたりしやすい人の特徴は、以下のことが考えられます。

 温泉の成分が身体に合わない
 持病がある

では、一つずつ見ていくとしましょう。

温泉の成分が身体に合わない

先ほども言ったように、湯あたりしやすい人の特徴の一つとして
温泉の成分が合わないことが原因として考えられます。

温泉には色んな成分があって効能がありますが、食事にアレルギーがあるように人によっては体質や体調に温泉の成分が合わないことがあるわけです。

そして体質に合わない温泉に入り続けていると、温泉成分に体がなじめず湯あたりになりやすくなるのです。

湯あたりしたときにその日は1日温泉に入るのを控えて体調が戻れば、温泉の力での治癒の途中で一時体調不良となる「好転反応」という状態ですので、また入浴を再開させても問題ないといわれています。

しかし、休憩をしてもなかなか体調が戻らない場合は
その温泉の泉質があなたの身体に合っていないという証拠なので
その温泉への入浴は控えたほうがいいですね。

持病がある

もう一つ湯あたりになりやすい人の特徴として、持病があります。

・バセドウ病

・自律神経失調症

・更年期障害

など、持病や慢性的な体調不良がある人は、入浴により湯あたりをしやすいといわれています。

私も風呂好きなくせにバセドウ病なので、長湯はしないようにいつも気を付けています。

バセドウ病の場合は新陳代謝が活発になってしまう病なので、血流が人より良いことが温泉成分の巡りを良くしてのぼせやすいんですよね。

特に刺激の強い泉質だと、リウマチがひどくなってしまったり、皮膚の弱い方は皮膚炎になってしまったりすることもあるそうなので持病がある場合は気を付けたいですね。

持病の治癒を目的に温泉へ行かれる場合は、主治医と相談の上行ったり
ご自身の体調に合わせて、くれぐれも長湯しないように気を付けてくださいね。

湯あたりになりやすい温泉があるって知ってた?

温泉に入るサル

さて、先ほどから身体に合わない温泉の成分や泉質があるとご説明していますが、一体どんな温泉が湯あたりになりやすいのでしょうか。

ここからは湯あたりになりやすい温泉の泉質について解説していきますね。

一般的に湯あたりになりやすい温泉として
以下の三つが挙げられています。

  •  硫黄泉
  •  酸性泉
  •  放射能泉では、これも一つずつ見ていきましょう。

硫黄泉

硫黄泉には硫化水素イオンが成分の主体の「硫黄型」と遊離硫化水素が成分の主体の「硫黄泉硫化水素型」の2種類があります。

硫黄泉というのは、湯気を嗅いだときにゆで卵が腐ったような匂いのする温泉のこと。

かいだとたんに、「わお、おんせんだわ~」と思う
最も温泉らしく感じられる泉質です。

硫黄泉は殺菌効果が高いため皮膚病に効果があります。

また、硫化水素型は糖尿病や高血圧、動脈硬化、そして痰の切れをよくする効果があります。

しかし、硫黄泉自体、身体に強い変調作用を与えるため、
身体の弱い方、高齢者、皮膚や粘膜などが弱い方はなるべく避けたほうがいいといわれています。

特に硫化水素型は刺激が強く湯あたりになりやすいのだそうですよ。
硫化水素型って言われてもいったい何のかわかんないですよね。

要はよりゆで卵臭い温泉が硫化水素型、と覚えておくといいです。

体調に不安のある方は入浴を避けるか、長湯や短期間で何度も入浴するのは控えましょう。

酸性泉

酸性泉は文字通り酸性度の高い温泉のことです。
とても刺激が強い泉質で、温泉によっては食べ物を消化する胃液より酸性度が高いところも。

酸性泉はとても殺菌力が高く、皮膚病に特化した泉質です。
特に白癬(はくせん)症、疥癬(かいせん)、乾癬や身近な症状だと水虫などの寄生系の皮膚病に効果が期待できます。

これだけ皮膚に刺激の強い泉質なので、普通に考えても想像がつくと思いますが
乾燥肌や肌の弱い方、体の弱い方には適していません。

酸性泉の場合は体調に何の問題のない健康な方でも湯あたりしやすいので、気を付けましょうね~。

放射能泉

放射能泉は文字通り放射能を含む温泉のことです。
よくラドン温泉とかって聞きません?
あれもいわゆる放射能泉です。

放射能と聞くと体に悪く怖いイメージがあるかもしれませんが、温泉に含まれる程度の放射能は身体には良い方向に働きますのでご安心ください。

飲泉だと痛風に効く温泉はいくつかありますが、この放射能泉は唯一入浴で痛風に効果がある泉質です。
なので、数少ない貴重な温泉なのです。

また、他に効果が期待できる症状として高尿酸血症、尿路慢性炎症、糖尿病、慢性胆のう炎、胆石症など数えきれないほどの効果があります。

だから、放射能泉は通称「万病の湯」とも呼ばれています。

もちろん、この温泉に入ったからといって全ての症状や病が良くなるわけではありません。

そりゃそうだ(笑)

ですが、それほどまでに薬効の効率が最も高いということ。
しかし、そのくらい効能があるということは、逆に湯あたりにもなりやすいということです。

ですので長湯するのは控え、旅行中などで放射能泉に入って気分が悪くなったときは休憩をとるようにしてください。

こうして見てみると、温泉の特徴として刺激が強い、効果が高いものが湯あたりになりやすいようですね。

せっかく温泉に入るんだから効果・効能がすんごいやつに長く入って、ばっちり成分吸収して帰るぞ~なんて思うこともあるかもしれませんが、あまりいただけませんね。

もし、今挙げた温泉に入る場合は注意をして入浴するのがよさそうです。

せっかく訪れた温泉で気分が悪くなるのなんて嫌ですもんね。

すぐできる湯あたり防止対策

最後にすぐにできる湯あたり防止対策について。

すぐにできる湯あたり防止対策は、入浴前にビタミンCを摂ることです。
これは体内のビタミンが少ないと、湯あたりなどの体調不良を起こしやすいといわれてるからです。

みなさん、温泉に入る前には脱水にならないように水分補給をすると思いますが、そのときにオレンジジュースやビタミン飲料を飲んでおくと湯あたりを防ぐことができますよ。

あと、温泉に行ったらだいたい必ずおいてあるお茶とお饅頭などお菓子。
これは必ず、着いたらすぐにいただきましょう。

あれ、実は湯あたり防止のためのおもてなしなんですよ。

お茶と甘いお菓子は長旅の疲れをいやすための心配りの意味のほかに、湯あたりやのぼせを防ぐ目的で用意してあるんです。

温泉に入ると疲れやすいですからエネルギー源として甘いお菓子を、
水分補給とビタミンcやミネラルの補給のために緑茶が用意されているんです。

なので、温泉についたらひとまず腰を下ろして、お茶とお菓子を頂いてから温泉を楽しんで下さいね^^

あと、入浴するときにできる湯あたり対策もあります。

それが頭にぬれタオルです。

温泉やお風呂のコントでおじさんが頭にタオルを置いているのを見ますが、あれには意味があったんです(笑)

熱い温泉につかるときは冷たいタオルを乗せて入れば、脳の血管の急激な広がりを抑えのぼせ防止になります。

また逆に、雪見の露天風呂など寒いところでお湯に入るときは、40度くらいの暖かいタオルを頭にのせて入ります。

頭は寒いのに体が急にあったまると脳貧血を起こしやすくなるんです。

温タオルで頭を温めると、体と頭の血流の差ができにくくなるので立ち眩みや脳貧血を防ぐことができます。

とにもかくにも脳と体の温度差はよくないので、タオルでカバーということです。

あとは普通ですが、せっかく来たからって長湯したり入りすぎたりしないことですね。

休憩を入れてあげると身体もだいぶ楽に過ごせると思いますよ^^

湯あたりしやすい人ってどんな人?なりやすい人がとるべき対策もシェアのまとめ

今回は湯あたりしやすい人の特徴、湯あたりになりやすい温泉やその対策をご紹介しました。

せっかく温泉に入りに来たんだから、たくさん入って効能を確かめたい!と思うかもしれませんが、効果の高い温泉こそ気を付けなければいけません。

無理をせず、ご自身の体調に合わせて温泉を楽しんでくださいね^^

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