硬貨を入金する際におすすめの銀行はどこでしょうか?
溜まった小銭を銀行で預けようとすると、手数料がかかることが多いですね。
銀行ごとに硬貨の取扱い手数料が設定されており、これには消費税も含まれます。
消費税が将来的に上がれば、手数料の見直しも予想されます。
特に500円玉のような高額硬貨の貯金がどのように変わるか、興味がある方も多いでしょう。
そこで今回は、銀行での小銭の入金における手数料についてまとめました。
小銭の入金にお得な銀行はどこ?
各銀行が窓口で硬貨の入金を受け付ける際、新しく手数料を設定しています。
例えば、無料でサービスを提供していた「ゆうちょ銀行」も2022年に手数料を導入しました。
この変更により、すべての銀行が硬貨入金に枚数に応じた手数料を課すようになりました。
硬貨で振込や税金を支払う際にも同様の手数料が必要となり、入金する際にはその手数料も考慮に入れる必要があります。
特に、子どもたちがコツコツと貯めた小銭を銀行に預けるだけで手数料が発生するのは、少々コクな話ですよね。
そこで、主要な銀行の硬貨取扱い手数料を枚数別にグラフで比較してみました。
例えば、三菱UFJ銀行では100枚まで無料で入金可能ですが、三井住友銀行では300枚までが無料です。
硬貨枚数 | 三菱UFJ | みずほ | 三井住友 | りそな | ゆうちょ |
---|---|---|---|---|---|
〜100枚 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 |
101〜300枚 | 550円 | 550円 | 660円 | 550円 | 550円 |
301〜500枚 | 550円 | 550円 | 660円 | 550円 | 550円 |
501〜1000枚 | 1,100円 | 1,320円 | 1,100円 | 1,320円 | 1,100円 |
1001枚以上 | 550円ごとに加算 | 660円ごとに加算 | 550円ごとに加算 | 660円ごとに加算 | 550円ごとに加算 |
※ATMでの取引はこの表の対象外です。
※表示されている手数料は消費税込みです。
・一度の取引で複数回に分けて入金する場合、合計枚数に基づく手数料が適用されます。
・無料枚数の取り扱いは、1日に1回までとされています。
・硬貨を数えた後、入金をキャンセルしたり金額を変更したりする場合でも、数えた枚数に基づいて手数料が課せられます。
窓口で大量の硬貨を入金する際は、事前に枚数を確認してから行くことをお勧めします。
また、寄付や義援金で硬貨を取り扱う際には手数料が発生しない点もご留意ください。
ATMを使って多量の硬貨を無料で入金できるのか?
大半の銀行では、銀行内に設置されているATMを利用して硬貨を入金する場合、手数料は発生しません。
ただし、ゆうちょ銀行を除くと、店内のATMでも一度に無料で入金できる硬貨は最大100枚までとなっています。
無人の外部ATMや一部の店舗では、硬貨の入出金が制限されているため、利用の際には注意が必要です。
ATMで100枚を超える硬貨を入れた場合、超過分は返却されますが、繰り返し入金も可能です。
ただし、時間がかかり、硬貨が詰まることもあるので、注意深く操作することが求められます。
特にゆうちょ銀行の場合、ATMで硬貨を入金する際には手数料がかかります。
1〜25枚では110円、26〜50枚で220円、51〜100枚では330円と設定されており、硬貨の返金時にも同じ手数料が適用されますので、利用時にはこの点を念頭に置く必要があります。
手数料を避けて多量の硬貨を入金する方法は?
複数日にわたって入金する、
またはATMと窓口を併用する
一般的には手数料の免除は1日に1回までとされていますが、異なる日に異なる支店での入金を行うことで手数料を回避する方法があります。
これには少々手間がかかりますが、分散して入金することが効果的です。
1日で入金を済ませたい場合は、ATMと窓口を併用するという方法も有効です。
ただし、ゆうちょ銀行を利用する際はATMでも手数料が発生するため、注意してくださいね。