大聖院は、空海によって創建された宮島における最も古い寺院で、創立は806年に遡ります。
この寺院は、皇室とも深い関わりを持ち、鳥羽天皇の時代に建立された本堂があります。
また、明治天皇が訪れた際には、ここに宿泊されたこともあります。
敷地内には数多くの願いを叶えるとされる仏像があり、地元民に愛されるパワースポットとして知られています。
特に、訪れる人々には一願大師への参拝と、願い事が叶うとされる守り砂の獲得を推奨します。
一願大師への参拝方法
参拝は仁王門近くの手水場で身を清めてから始めます。
仁王門を通過し、左側にある下大師堂にお参りします。
御成門へ続く階段は少々厳しいかもしれませんが、階段が困難な場合は、五百羅漢像が並ぶ緩やかな道を選ぶことができます。
最終的に大師堂へと続く道をたどります。
大師堂は四国八十八カ所巡りと同じ数の仏像が置かれた遍照窟の上にあります。
一願大師は、願い事を一つだけ叶えてくれるとされ、正しい方法でお参りすることでその恩恵を受けることができます。
守り砂とその入手方法
宮島の守り砂は、旅人が無事を願って持ち帰る伝統がある砂です。こ
の砂は勅願堂で祈祷された後に作られ、旅の安全や願い事の成就を願うために持ち歩かれます。
守り砂を購入する場所は勅願堂の近くで、持ち歩き用や室内用の異なる価格帯があります。
これらの砂はお土産としても人気があり、叶えたい願い事を書いた紙と一緒に保管することが推奨されています。
願い事が叶った後は、守り砂とその容器を返納することが望まれています。遠方の人のために、郵送での返納も可能とされており、大聖院で適切に扱われます。
宮島大聖院への訪問は、心を込めた願いを叶えるための特別な機会となるでしょう。
住所:〒739-0592広島県廿日市市宮島町滝町210番地
お問い合わせ電話番号:0829-44-0111
拝観時間:午前8時から午後17時
拝観料:無料
宮島大聖院への行き方
最後に宮島の大聖院の行き方について軽くご説明しておきますね。
メイン通りより少し奥まった場所にあり少しばかり分かりにくいので、初めていかれるのであればアクセスの確認をされてから向かわれるのがいいですよ。
厳島神社に参拝した後、大聖院へ行く場合は厳島神社の出口から宝物館に向かって歩いて下さい。
宝物館の左側の道を真っ直ぐ歩いて行きます。
5分くらい歩きますと前方に滝橋と呼ばれる赤い橋が見えてきます。
宮島桟橋から宮島大聖院へ行く場合は厳島神社の裏手にあります筋違橋を渡り、岩村もみじ饅頭のお店を目印に右手側の滝小路をまっすぐ歩いて5分ぐらいで到着できます。
大聖院の境内を歩いて足が疲れたら、菊乃屋の足湯でのんびりと疲れを癒やして帰られるプランが私のおすすめです。
菊乃屋の無料の足湯についてはこちらの記事でご紹介しているので参考にしてくださいね。