毎日のお弁当作り、特に朝の時間帯は忙しくて大変ですよね。
そう、朝の時間は本当に貴重。
おにぎりくらいは前の夜に準備しておきたいけど、傷んだりしないか心配…
心配無用です!
ちょっとした工夫で前夜におにぎりを準備することが可能です。
朝のお弁当作り、特におにぎりを炊き立てのご飯で握るのが理想ですが、朝が苦手な私にはなかなか難しい…
朝の準備に追われると、お弁当作りも一苦労。
そこで、「お弁当のおにぎりを前夜に準備できないかな?」と思い、調べてみたところ、前夜に作っても大丈夫だということがわかりました!
今回は、お弁当のおにぎりを前夜に準備する際の
・コツ
・保管方法
・注意点
などをお伝えします。
前夜におにぎりを準備するコツ!
前夜におにぎりを準備しても問題ありませんが、いくつかのコツがあります。
そのコツは次の4つ。
・ご飯を炊く際に酢を加える
・手で直接握らない
・海苔は直前に巻く
・具は腐りにくいものを選ぶ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
コツ①ご飯を炊く際に酢を加える
おにぎりが腐る原因は、細菌の増殖です。
ご飯を炊く際に酢を加えることで、細菌の増殖を抑えることができます。
酢ご飯でおにぎりを作るのもいいですが、塩味の白米おにぎりが好きな人も多いでしょう。
そんな時は、ご飯を炊く際に少量の酢を加えると防腐効果があります。
3合のご飯に対しては、大さじ1.5杯の酢が適量です。
味はほとんど変わらないので安心してください!
コツ②手で直接握らない
人の手には多くの細菌が存在します。
手を洗っても細菌を完全に除去することはできません。
特に手荒れや手湿疹がある人は注意が必要です。
手荒れの手でおにぎりを握ると、細菌が増えやすくなり、食中毒の原因になりかねません。
そのため、おにぎりを握る際はラップを使うか、使い捨ての手袋を着用しましょう。
また、具を詰める際にも箸を使い、手で触れないようにしましょう。
前夜に準備する場合は、特に衛生面に注意が必要です。
コツ③海苔を新鮮に保つ方法
海苔は新鮮さが命です。湿気を吸いやすく、前日に巻いてしまうと柔らかくなってしまうことがあります。しかし、次のような対策でパリパリの海苔を楽しめます。
- パリパリ派:海苔を別持ちし、食べる直前に巻く
- しっとり派:当日の朝に海苔を巻く
おにぎりやキャラ弁に使う場合は、空気に触れないよう朝に準備するか、夜に準備してジップロックなどに入れておくと良いでしょう。
コツ④具材の選び方
おにぎりの具材には、傷みにくいものを選ぶことが大切です。塩分が多い食材は特におすすめです。
- おすすめ具材:梅干し、おかか、塩昆布、塩鮭、肉そぼろ、じゃこ、ゆかり
- 避けるべき具材:マヨネーズ系(ツナマヨなど)、生もの(いくらなど)、乳製品(チーズなど)
特に夏場は、傷みやすい具材の使用は避けましょう。おにぎりを前日に作る場合は、塩分の多い具材を選ぶことがポイントです。
おにぎりの保存方法とポイント
おにぎりの保存方法の選択肢
前日に握ったおにぎりを保存する際、以下の方法があります。
- 冷凍保存
- 冷蔵保存
- 常温保存
各方法について詳細を見ていきましょう。
冷凍保存のメリット
前日に準備したおにぎりを冷凍することで、細菌の増殖を抑制し、安全に保存できます。また、炊きたてのご飯を冷凍することで、水分を保持し、お米の品質を維持できます。
重要な点として、お弁当に入れる場合は、朝に電子レンジで温める必要があります。これは衛生面を考慮したポイントです。冷凍したおにぎりの賞味期限は約1か月ですが、経過するにつれて品質が低下します。保存日を記録し、早めに消費しましょう。
冷蔵保存のポイント
冷蔵保存は細菌の増殖を抑えられますが、ご飯の品質が落ちる可能性があります。冷蔵庫の温度設定がご飯の風味を損なう原因となることがあります。野菜室など、やや温度が高い場所での保存が適しています。賞味期限は季節により異なりますが、概ね1~3日程度です。夏場は特に注意が必要です。
常温保存の条件
適切な温度であれば、おにぎりを常温で保存することも可能です。理想的な温度は10~15℃です。ただし、10℃以下の場所でのみ可能で、暖房などで室温が上がる場所では避けましょう。直射日光を避けた冷暗所が適しています。
保存方法の手順
保存方法に関わらず、以下の手順で行います。
- ご飯を適度に冷まします(湯気が出る程度)。
- 具材を入れて握ります。
- ラップで個別に包み、粗熱が取れたら保存場所へ移します。
ラップで包むことで、解凍時におにぎりがしっとりと仕上がります。冷凍保存の場合は、ラップで包んだ後、フリーザーパックに入れて空気を抜いて保存すると、冷凍焼けや乾燥を防げます。
冷凍・冷蔵おにぎりのお弁当への取り扱い方
お弁当準備時の注意点
お弁当箱に入れる前に、冷凍または冷蔵で保存されたおにぎりは必ず電子レンジで加熱してください。これは、低温で抑えられていた細菌が常温になると急速に増殖するためです。加熱により細菌を殺菌し、お弁当を安全に保持できます。
再加熱の手順
- ラップで包んだまま、電子レンジでおにぎりを中心までしっかりと加熱します。
- 加熱し過ぎないよう、様子を見ながら適切に温めます。
- 加熱後、ラップを取り除き、おにぎりをしっかり冷ましてからお弁当箱に詰めます。
常温保存の目安時間
- 夏場:約6時間以内
- 春秋:約12時間以内
- 冬場:約24時間以内
これらはあくまで目安ですので、実際の気温や状況に応じて判断してください。
持ち運びの際のポイント
職場などに電子レンジがある場合は、凍った状態のおにぎりを持参し、食べる直前に温めることが可能です。ただし、冷凍状態で持ち運ぶ際は、保冷材を使用して低温を維持することが大切です。
お弁当用の前日炊きご飯:安全な持ち運び方法
前日のご飯をお弁当に使用する際の注意点
前日に調理した具材入りや炊き込みご飯をお弁当に使用することは避けた方が良いです。これらのご飯は腐りやすく、特に夏季には細菌が繁殖しやすいため、リスクが高まります。しかし、どうしても使用したい場合は、冬季など気温が低い時期に限定し、しっかりと加熱してからお弁当箱に詰めるようにしましょう。加えて、お弁当用の抗菌シートの使用を検討してください。
まとめ
前日におにぎりを作る際のポイント
- 前日におにぎりを作る場合、ラップを使用して直接手で触れないようにする。
- 塩分の多い具材を選択する。
- おにぎりは冷凍保存することで細菌の増殖を抑える効果がある。
- お弁当箱に詰める前に必ず再加熱する。
- 冷凍したおにぎりを持ち運ぶ際は、保冷材を使用して温度を低く保つ。
- 具材入りや炊き込みご飯は腐りやすいので、夏季は避ける。
前日の夜におにぎりを準備することで、朝の時間を有効に活用できます。
ただし、食中毒のリスクを避けるために、適切な保存方法と再加熱の手順を守ることが重要です。