アスパラガスを室温で長時間放置してしまうと、その品質に疑問を感じることがあります。
自分自身、少々怠けがちな性格なので、冷蔵庫への保管をしばしば忘れてしまいます。そのせいで、少し品質が落ちたアスパラガスを食べてしまうこともあります。
いつでも美味しく健康的にアスパラガスを楽しむためには、正確な判断と適切な保存方法を知っておくことが重要です。
この記事では、鮮度が落ちているアスパラガスの見分け方や、長持ちさせる方法、良いアスパラガスの選び方について説明します。
避けるべきアスパラガスの状態
アスパラガスをそのままにしておくと、すぐに柔らかくなります。
このとき、一時的に水につけると鮮度が戻ることがありますが、食べられない状態になるアスパラガスもあります。
その一例が、腐敗したアスパラガスです。腐敗したアスパラガスはどのような処理をしても食べられなくなります。
腐敗のサインには以下のようなものがあります。
• カビが生える
• 水分が漏れてぐずぐずになる
• 柔らかくなり硬さを失う
• 酸っぱい臭いがする
• ぬめりが出る
• 色が茶色に変わる
これらのサインが見られるアスパラガスは食べるのを避けたほうが良いでしょう。
アスパラガスの一部が傷んでいる場合
部分的に傷んでいる場合、傷んだ部分を取り除けば食べることができますが、全体が悪化していることもあります。
外見だけで判断せず、よく確認してから食べるかどうかを決めることが大切です。
アスパラガスの保存方法
アスパラガスが早く傷む原因は、しばしば不適切な保存方法にあります。
冷蔵庫での保存
冷蔵庫で保存する場合、アスパラガスは乾燥から保護されますが、適切な保湿が必要です。
根元を湿らせたキッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れて保管すると良いでしょう。
常温での保存
常温で保存する場合は、アスパラガスを水に立てて保管することで鮮度を保つことができます。水を吸い上げることで、新鮮な状態が持続します。
アスパラガスの最適な保存法:焼いたアスパラガスの冷凍は適切か
アスパラガスが余ったとき、新鮮な状態で冷凍するのが普通ですが、焼いた後に冷凍する方法もあるのでしょうか?
基本的には、保存を考えるならば焼く前に処理するほうがよいです。焼いた後に冷凍すると、食感や味が劣化しやすくなります。
しかし、焼いたアスパラガスを冷凍すると調理時の手間が省けるため便利です。焼いたアスパラガスを冷凍する場合は、真空パックして保存すると、風味をより長く保つことができます。
ただし、冷凍する前にはしっかりと冷ましてください。
アスパラガスの肉巻きの冷凍保存法
アスパラガスの肉巻きを冷凍保存する際、焼く前と後のどちらでも可能です。各方法について説明します。
焼く前に冷凍する場合:
未加熱のアスパラガスの肉巻きをラップで包み、数個ずつ分けて冷凍庫に入れることができます。
これにより、必要な分だけを簡単に取り出すことが可能です。さらに、ジップロックバッグで包むことで冷凍焼けを防ぐことができます。
焼いた後に冷凍する場合:
焼き加工済みのアスパラガスの肉巻きを個別にラップで包んでから、ジップロックバッグに入れて冷凍します。味付けされている場合は、その汁も一緒に冷凍すると良いでしょう。ただし、冷凍する前には完全に冷まさなければなりません。温かいまま冷凍すると、冷凍庫の温度を上げてしまい、他の食品に悪影響を及ぼす可能性があります。
アスパラガスの選び方と避けるべき特徴
美味しいアスパラガスを選ぶ際のポイントは以下の通りです。
– 茎が太く固いものを選ぶ
– 茎に褐色の部分(はかま)が少ないものを選ぶ
– 折り口がみずみずしく整っているものを選ぶ
– 色が鮮やかであること
– 穂先がしっかりと閉じているものを選ぶ
新鮮なアスパラガスは甘みが長持ちしますが、時間が経つとその甘みは減少します。
購入時には次のようなアスパラガスは避けましょう。
– 茎に割れ目やひびが入っているもの
– 乾燥して表面がパサパサになっているもの
– 穂先が硬くなっているもの
これらは新鮮さが失われている兆候です。割安な特価品などには特に注意が必要です。
まとめ
アスパラガスを購入した後、見た目が著しく悪化している場合は、腐敗が進んでいる可能性が高いです。
アスパラガスがシワシワになっているのは乾燥が原因ですが、水に浸すことで元の鮮度を一部回復させることが可能です。
ただし、常温保存は避け、適切な方法で立てて保存することが推奨されます。
新鮮なアスパラガスを選ぶ際には、上記のポイントを参考にしてください。
また、アスパラガスは鮮度が高いうちに食べるのが一番美味しいため、購入後はできるだけ早めに消費するか、正しい方法で保存してください。